« 八戸でも金曜日行動始まる | トップページ | 金曜日行動9/7 »

湯浅誠さんの講演-はちのへ九条の会7周年記念講演会

はちのへ九条の会は8月19日、八戸市福祉公民館で7周年記念講演会を開きました。講師は年越し派遣村の村長をつとめた湯浅誠さん、九条の会講師団のメンバーです。
湯浅さんのお話はとても深く、内容が豊かなので、概要を掲載するのは無理ですが、自分なりに感じたことを書き残しておきます。

湯浅さんは、ソノサキニというドキュメンタリー映画を制作した八戸市出身の島守央子監督のことから話を始めました。「ソノサキニ」は、津波で被災した水産加工会社の再起を目指す父親の姿を追った内容で、島守さんの京都造形芸術大映画学科卒業作品です。湯浅さんは、「民意の可視化」(寝たきりの人など、普通は届かない民意を見える化する)に取り組もうとして島守央子さんに依頼、多忙なため後輩を紹介してもらったのだそうです。労組などの意見が「既得権益の擁護」とレッテルを貼られ社会性を奪われてしまう今、多様な個人の意見を社会化する(社会に反映する)取り組みが大切だと考えてすすめている、と湯浅さんは述べました。
以下、項目的に内容を列挙します。
・1980年代以降の未婚率の急上昇(今は、20代男性の7割、女性の6割が未婚)
・結婚の意志あり(9割)、子は二人→現実とのギャップが大きい→・将来の夢は、「正社員、結婚」という社会-就活、婚活、少子化社会-になった
・人口変動グラフと出生率1.39→このままでは、持続可能性がない社会へ
・国、企業、正社員が支えた社会→傘がしぼみ→セーフネットが機能しない「すべり台社会」へ(貧困の固定化→少子化)
・最低賃金と生活保護の問題が顕在化(90年代後半)してきた訳は、不安定雇用と低賃金で働いて家族を支える労働者の増加
・前から傘の外にいた母子家庭や日雇い労働者→この状況が広まっている!(筆者感想)
・傘の外の不利な状況→リーマンショックの際の助成金は正社員の雇用確保に。繰り返し失業すると雇用保険を受けられない
・三つの縁…地縁、血縁、社縁→無縁・自殺(社会の弱さ)
・自殺は3万人、他殺は600人、交通事故死は5000人→「車に気をつけて」より「生きててね」と言わなければ-日本は奇妙な社会。
・八戸の自殺率35.7は全国平均24.7よりも高く、世界で自殺率が世界で最も高いリトアニアの31.5を上回っている
・どうするのか(私たちは何ができるのか)-つながりのないところにつながりをつくるあの手この手を(工夫とツールの必要性)
◇仕事のない中高年男性に行き場所・居場所を(パチンコ屋から取り戻す手立て)-つながりをつくるノウハウ→例;仮設団地の灰皿スタンド、「あんたの力を貸して」という場をつくる、団地で役を割り振り名刺を渡す、課題・問題の拾い出しに役立つ足湯の手法…等々
◇たとえば、講演会に来られない人に届ける努力を(手話通訳、インターネット等)-無縁社会につながりをつくることが、地域・社会を活性化し、民主主義の活性化につながると思
う。

|

« 八戸でも金曜日行動始まる | トップページ | 金曜日行動9/7 »

憲法/九条の会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188576/55580442

この記事へのトラックバック一覧です: 湯浅誠さんの講演-はちのへ九条の会7周年記念講演会:

« 八戸でも金曜日行動始まる | トップページ | 金曜日行動9/7 »