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「八戸浦“くじら事件”と漁民」出版会

1月30日、元八戸市議・岩織政美氏の著作「八戸浦“くじら事件”と漁民」の出版会が開催されました。会では、福島哲男八戸市商工会議所会頭が「事件から100年目の意義ある出版」を称え、小林眞八戸市長は、この記録を後生に生かしていきたいと挨拶しました。200人を超える参加者でした。

八戸浦くじら事件というのは、1911年に1000人を超える漁民が決起した捕鯨会社焼き討ち事件で、会社が処理施設の能力をはるかに超えてクジラの解体処理を行ったため、血や油脂で沿岸が汚染され漁民に打撃を与えたことへの激しい抵抗でした。
岩織氏は市議の時代に関係者が保存していた裁判記録の保存復元に尽力し、復元された裁判記録を丹念に読み直して、この事件を「公害反対、沿岸漁業権の確保、生活擁護、そして人権擁護があった」と評価し、漁民の怒りと行動の特徴を今回の著書で解き明かしています。
事件当時、酒を提供して決起した漁民を励ましたとして地元の醸造元・六代目駒井庄三郎氏が有罪判決を受けたのですが、その裁判記録が今日まで保存されていたのです。記録を提供した八代目駒井庄三郎氏は、「浜を守るための事件だった。(著作は)浜の再生を!という今の願いに通じる。おめでとう、ありがとう」と会の冒頭に来賓としてあいさつしました。
岩織氏は、本をまとめた経緯や資料の提供・サポートしていただいた方々へのお礼を述べながら、「当時の漁民の姿を、具体的に目に浮かべることができる本になったと思う、浜の人間としてうれしい」と語りました。
なお、この本は自費出版で1部三千円、八戸市内の書店で販売されています。

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